投資信託って皆さんご存知でしょうか?
今や証券会社やだけでなく銀行でもオススメしてくる商品ですので、どこかで聞いたことある方も多いと思います。
そして銀行でよくあるのが付き合いで買うことになったというのが大半だと思いますし、内容については全くわからない状態じゃないですか?

まぁ大きく損しないと銀行が言うし、営業マンも信用できるから大丈夫だろう

いやいや! そんな考え方だと上手く利用されてしまうだけですよ!
あなたを考えて提案する銀行員や証券マンも多くいますが、彼らも取引手数料という利益が欲しいのですから。内容を理解しなければ、本当にいい商品でも損をしてしまいます。
だから本当にいい商品であり、なおかつ買い付けにいいタイミングなのかを見極める事で、低リスクで利益を生み出す仕組みだと考える事が可能です!
会社員の方で一番身近なものは確定拠出年金(401k)です、会社で入るよう言われていませんか?
その中で皆さんが選んだ商品は全て投資信託です。
個別株投資よりも身近にある投資信託だからこそ、間違いなく知っておいて損が無い商品です。
投資信託の仕組み
投資方針を公開しているプロ集団(ファンド)に資産を預けて運用してもらう。
簡単にいうとこのような説明になります。
具体的にお伝えすると
様々な投資家から集めた資金を元手に投資先の株式や債券、土地等の投資商品を売買する事で利益を出しています。
その利益に対して1口当たりの配当を1年に1回~12回まで出したり、基準価格を上げていくことで、投資をした人へ還元をしております。
この売買する投資先は投資方針に則って決めています。
この投資方針に配当についての表記も記載していますので、この運用方針(運用内容)は必ずチェックが必要です。
主に「企業価値成長小型株マザーファンド」を通じ、国内の小型株(市場第一部または第二部上場の小型株、ジャスダック、東証マザーズなどの新興市場上場株式)に投資。原則、第一部上場の小型株については、取得時においてTOPIX SmallまたはRussell/Nomura Small Cap インデックスに属する銘柄とする。利益成長による将来のROE水準やその改善に着目し銘柄を選定。 (参照:企業価値成長小型株ファンド)
→国内の利益成長が見込まれる中小株式に投資します
米ドル建て高利回り事業債(ハイ・イールド・ボンド)を中心に分散投資を行ない、高水準の利息等の収入を確保するとともに、値上り益の追求を目指します。 格付けに関しては、主に、Ba格(ムーディーズ社)以下またはBB格(スタンダード・アンド・プアーズ社)以下の格付けの事業債に投資を行ない、一部、格付けを持たない債券や、米国以外の国の発行体の高利回り事業債も組入れる場合があります。 (参照:フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド)
→米ドル建ての高利回り債券(ハイイールド債)に投資して高い配当を提供します
「グローバルAIエクイティ・マザーファンド」を通じて、世界の上場株式(不動産投資信託も含む)の中から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行う。AIテクノロジーの開発のほか、AIの開発に必要なコンピューティング技術、AIを活用したサービス、ソフトウェア・アプリケーションの提供を行う企業等に投資を行う。原則として対円での為替ヘッジは行わない。 (参照:グローバルAIファンド)
→AIの発展で成長が見込まれる国内外の企業の株式等に投資します
どの銘柄に投資してどう利益を出して配当が支払われるのか、もしくは配当無しで値上げを目指すのかという事が記載しているので運用方針は必ず確認しましょう
投資信託のメリットとデメリット
数百円~という少額から始める事が可能
一つの投信で国際分散投資が出来るのでリスク分散可能
積み立て投信で長期的な高利回りが期待できる
100円からでも買い付けが可能で、銀行・信託銀行や証券会社等の様々な所で買い付けできる利便性があり、さらに国内外の株式・債券等に投資する投信の場合は、疑似的に世界の銘柄や債券に分散投資しているのと同じと考える事が可能です。
定期預金の引き落としのように口座引き落としで毎月購入が可能なので、数年以上の長期的な積み立て買い付けを行い分配金再投資で高利回りを狙う事も可能なんです。
売買金額や口数が当日に分からない
見えないコストがかかる(信託報酬等)
短期間で利益はあまり出ない為中長期向き
定められた金融機関でしか購入出来ない銘柄もある(債券の認識と同じで可)
投資信託の売買の単価はその日に分かる単価ではなく、申込日の取引終了後の基準価格となるので
明確な売買金額や口数がおおよそ2日後ぐらいにしかわかりません。
見えないコストというのは皆さんが投信を買い付けると設定されている手数料が上乗せされるのですが、投資信託を運用するファンドの運用手数料として信託報酬が皆さんの預けたお金から差し引かれています。
直接支払うわけではない、間接的な手数料があるので『なかなか価格が上がらないなぁ』という時はこの信託報酬がネックになっている場合が多いです。
ですが見えない費用といわれる信託報酬は運用成果を上げるための手数料と彼らファンドの利益の為に必要なお金となるので無くすことが難しいのですが、高すぎる報酬料のものも存在するので他社の類似投資信託の信託報酬と比べてみる事で費用を抑える事は可能です
投資信託の種類とは
ざっくり分類して表にしてみました、投資対象の分類と運用形式の分類の2つです。
投資対象 | 詳細 | 求める利益は? | 注意点 |
---|---|---|---|
株式 | 国内株・外国株 | 成長性重視・配当性重視 | 外貨建ての場合為替リスクあり |
債券 | 国内債券・外国債券 | 利回り重視 | 外貨建ての場合為替リスクあり |
REIT(不動産) | オフィスビル等の家賃収入 | 分配金重視 | |
商品(コモディティ) | 金・原油・穀物等 | 値上がり幅 |
株式だけをまとめたものもあれば、債券だけをまとめたものもあります。
商品とありますが、商品を扱う製造業やメーカーの企業株をまとめたもの等、種類はおおくあるのですが大きく分けると上記のような組み合わせをしています。
運用形式 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
アクティブ型 | 日経平均やTOPIX等のインデックス(基準)を上回る成績を目指す | 信託報酬高め |
インデックス型 | 日経平均やTOPIX等のインデックス(基準)と連動する成績を目指す | 信託報酬低め |
基本的には投資対象と運用形式設定されたものが投資信託として販売されています。
ここには記載していませんが分配金はあるのかないのか、分配金を再購入する事ができるのか等というちょっとした確認点もありますが、上記が理解できれば最低限問題ないと思います。

個人的な話ですが為替ヘッジ等を利用した毎月分配型は、個人的にはオススメしません。
投資信託が向いている人とは?
楽に資産運用したい人(初心者や分散投資をしたい人)
小額から始められ、分散投資も簡単にできるので投資の入口としては最適
長期的に積み立てて利益を得たい人
短期で利益は取れないので積み立て買付し、分配金を債投資する事で高利回りが目指せる
※最終的に必ず売却する商品です、いつまでも保有し続けると売り時を逃して損する事があります
まとめ:小額投資で簡単に運用が開始できる
100円からという小額投資で簡単に運用が始められるから、初心者にもオススメ!
最近はポイント投資もあるので投資の窓口は広がっている
見えない手数料もあり、株式投資よりも手数料率は高いのでコストにも注意が必要
短期ではなく中・長期運用に向いているので積み立てて買い付けがベスト
仕組みが分からないという方も多いと思いますが、内容を理解する事で色々な利益につながります。
株もそうですが、単純にオススメだからといって買うだけでは間違いなく損します!
低リスクで簡単に始められる投資信託、あなたも自分に合った商品をみつけて運用を開始してみませんか?
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