投資先や方針が無限のようにある投資信託の中で、債券型の投資信託についてはメリットよりもデメリットが多いと思っています。
安定的・初心者向けというファンドが多いので、本来紹介すべき商品と言われるかもしれませんが、私はデメリットが多くオススメできないと考えています。
なぜデメリットが多く、オススメできないかを説明させていただきます。
値動きが全く良くない
債券型の投資信託がダメだと思っているたった一つの理由は値動きが良くないという事です。
つまりトータルリターンが低く、更に大きく値下がりした際に基準価格が戻らないと考えています。
一番わかりやすいタイミングはリーマンショックの時のような全ての商品が売られた時です。
株式型やバランス型はリーマンショック後にじわじわ基準価格は戻ってきたのですが、債券型は全くと言っていい程基準価格は戻りませんでした。
何故そうなるのかという理由についてですが、まず債券の値動きの条件を理解する事が必要です。
債券が値上がりする理由
- 市中金利が低下した時
- 不景気になっている時
- 格付けが上がった時
- 発行直後で債券満期までの期間が長い時
これらの条件が発生した際に債券価格は上昇します。
しかしこのような状況がこれから先に起こるのでしょうか?
逆の事が起こりえると思いませんか?
市中金利はゼロ金利政策の超低金利が続いており、下がる事は見込めない。
失われた20年を超え30年、不景気が続き大きく不況にもならず好景気になる見込みもない。
上記の事から日本国債等の信用格付けが下げられる可能性がある。
債券発行直後は価格が高くても満期時には100の価格に戻ってしまう。
値上がりし続ける見込みって無いと思いませんか?
保有している債券型投信がリーマンショック等に遭うと終わる
株も債券もすべて売られてしまいまとめて値下がりしてしまいます、純資産総額が減ってしまい運用に支障が出てしまい基準価格が戻るのに長い年月が必要となります。
配当は見込めるし最終満期時には債券価格は元に戻るとしても、投資信託の基準価格が戻る事は難しいでしょう。
5年のトータルリターンは株式型の半分以下
モーニングスターの投資信託ランキングをキャプチャーしました。
※純資産は2021年4月2日時点 評価情報は2021年2月28日時点
国内債券型の5年トータルリターンは良くても1%

国内債券は1%あればいい方ですが、海外債券型では8%程度です。
国内株式型の5年トータルリターンは良くても20%以上

国内株式型で20%以上30%未満ですね、海外株式型も同じくらいです。
つまり、債券型よりも株式型の方がトータルリターンが圧倒的に良いのです。
オススメのファンドは?
間違いなくオススメは株式型でS&P500指数とかダウ平均の値動きに連動する投資成果を目指すインデックスファンドです。
日経平均も上昇していますが、やはり米国のインデックスファンドが一番期待ができますね。
株式型が怖いと思われるかもしれませんが、債券型よりも圧倒的なリターンが望めるでしょう。
まとめ:初心者も黙って株式型インデックスファンド!
値動き安定的で、初心者向けを望むなら債券型投資信託ではなく債券単体で購入しましょう!
値動きが安定的だとか初心者向けとよくありますが、投資信託を買うなら、リターンを求めるなら間違いなく株式型です。
私が考える初心者向けの投資信託は株式型インデックスファンド一択です。
ただ、純資産総額が減っていっているファンドには注意してください!
保険と同じで投資も見直し・確認が必要ですよ。
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