
待ちに待ったスパイダーマン最新作!
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームを鑑賞してきました。
何番煎じかって話ですけど、見終えた興奮がもう抑えきれないんですよね。
そのくせエモイ所を話すと全てネタバレになってしまうから、もう何も言えねぇ。だけど話したい。
一言だけ言わせていただくならば、1作目のサム・ライミ版、トビー・マグワイヤのスパイダーマン、2作目のマーク・ウェブ版のアメイジングスパイダーマン、これらを見てるなら是非この映画だけでも見て欲しいですね。いや、見てくださいお願いします。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(原題: Spider-Man: No Way Home)は、マーベル・コミックのスーパーヒーロー『スパイダーマン』をベースとした、2021年のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。
監督はジョン・ワッツ、脚本はクリス・マッケナ、エリック・ソマーズ(英語版)、出演はトム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジェイコブ・バタロンら。
コロンビア ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同で製作し、ソニー・ピクチャーズ リリーシングが配給する。『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)に次ぐシリーズ3作目であり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の27作目である。
wikipediaより
MCUシリーズを追うのが大変とは言わせない
今回のスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームはMCU(マーベルシネマティックユニバース)に属する作品で、MCU基準であれば第27作目に該当します。
ですが、そんなこと関係ねぇ!
SONYとMCU(Disney)のタッグによって作られた今回のトム・ホランド主演のスパイダーマン3部作(以下ホームシリーズ)はその3部作だけで十分楽しめる作品になっている。
MARVEL作品のスーパーヒーローの実写映画化作品を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱い映像化している映画やテレビ等のシリーズ
だからMCUシリーズを見ていない人からは「全部見てないと分からない、時間も無いしMCU追うのは難しい」と言われてしまうのです。
しかしホームシリーズは若干の予備知識だけでOK、一般的なスパイダーマンのようによく喋ってはしゃぐ、もちろん知っていれば感情の高まりがヤバイでしょうけど。
思うに映画の版権をSONYが持っているだけあって、MCUに深く関わっているけど深く関わっていない、ちょうどいいんです。
他のアベンジャーズ程大きな事件になるわけでなく簡単に見れる。流石僕らの親愛なる隣人
この3人だけは事前に知っておくべき
アイアンマンのトニー・スタークとニック・フューリー、あとドクターストレンジについては理解しておくべきかもしれない。
“スターク・インダストリーズ”という巨大企業のトップで超金持ちの実業家。
アイアンマンとして戦う”アベンジャーズ”の共同リーダーだけどワガママというかお茶目というか、平和に熱いんだけど若干のゆるさが燃え
日本語吹き替え版はひろしこと藤原啓治さん、キャラクターと声が合いすぎててオススメです。
アイアンマン等のスーパーヒーローをまとめた”アベンジャーズ”を立ち上げたS.H.I.E.L.D.という組織の長官、怪しい風貌だけど正義や平和のために熱い人。
“アベンジャーズ”の一員で魔術を使って戦うスーパーヒーロー、筋を通す所は通すべきと考えているが意外と義理堅くもある人物。(上記3人で一番まともな大人かもしれない)
この3人だけ知っていれば何とかなる、マジで
“シビルウォー”だとか”指パッチン”とかの意味は一応簡単に説明されてるけど、物語の大枠に基本関りはないから大丈夫。
スパイダーマンだからこそできた今回の映画
今回ここまでスパイダーマンの映画を見てる人に勧めたい理由はやっぱり、歴代ヴィランが出てくるって事ですよ。
これは公式のPV第2弾で出てくるドクター・オクトパスはサムライミ版と同じキャスト(アルフレッド・モリーナ)なんですよね。
しかもグリーンゴブリンの緑の爆弾も出てきてる。
つまり過去のヴィラン大集合っていう強烈なインパクト。
理由はこのドクターストレンジという魔術師の呪文がきっかけでマルチバース(多元世界)と繋がってしまって、スパイダーマンを狙うヴィランが引き寄せられてしまったっていう。
しかも一部ヴィランは元々のキャストで出てくるという話はすごくない?

映画のドクターオクトパスってもう18年前やで
マルチバース(多元世界)というご都合主義だけど最高な設定
マルチバースは簡単に言うと「ありえたかもしれない時空の世界」という事で、公式HPでも記載しているけど『例えば第二次世界大戦の結果が違う世界』という世界があり、そこには『今いる世界と同じ名前で同じところに住んでるけど見た目や性格が別人』だったり、同じ地球でも何か違う世界があるという考え方。
MARVELってマルチバース的な考えをしていて、スパイダーマンの公式コミックスが多くの作家で作られていたりする。日本で言えば鳥山明のドラコンボールがあって尾田栄一郎のドラゴンボールが連載していて、久保帯人のドラゴンボールが連載している……みたいな。
この考えをMCU映画に導入した事で、過去のサムライミ版やアメイジング版のヴィランを登場させることに成功したんです。すげー。
大いなる力には、大いなる責任が伴う
今回鑑賞して思ったのがサムライミ版の時でも、アメイジングの時でも、言われ続けているこの名言が鋭いナイフで勢いよく胸に刺さった感覚を持ったんですよ。
上記のマルチバースって「ありえたかもしれない時空の世界」なワケで、つまり自分がAかBかで悩んだ時に選択した世界でしか僕らは生きていけない。
だけどそれで悪い事があったとして、もしかしたら選択していない側が本当はもっと楽だったとか幸せだったって思う事ありませんか?
いわゆる”後悔しているような事”ですよ。
どれだけ後悔しても、自分の力で選択した物事には責任を持たなければならない。
『大人になるってこういう事なんやで、これが大人なんやで』っていうのを見せる為、過去2作に比べて今回のホームシリーズのピーター・パーカーの年齢が低かったのかな。
とにかくスパイダーマン好きは必見、MCUもこの作品からOK
『MCUシリーズ見なくちゃ』とか『ホームカミングだけ見たけどあんまりだった』っていう人も、この3作見たら絶対に評価が変わると思える作品でした。
ちなみにMCUとしての続編はドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスって作品なのですが、監督はサム・ライミですよ。
MCUシリーズに入るのもこのスパイダーマン:ホームシリーズ見るだけで入っていけるからマジでオススメ!
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