これでまるわかり!よくある債券の仕様や意味をわかりやすくまとめてみた!

債券

こんにちはリヨです!

色々な仕組みや仕様がある債券、過去にざっくりお話させていただきました。

公社債や民間債があり、更に円建てか外貨建てなのかという違いがある事。

その違いによって信用リスクや、為替リスクといったリスクも発生する事。

基本的な所で理解しやすかったと思われます。

今回は、よく目にするだろう債券の仕様をまとめてみました。

ただ組み合わせ等もありまして、その仕様数や内容は無限大に近い事もありますが

よくあるだろうモノを中心にしておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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用語一覧

(投資)格付け

格付け機関と呼ばれる機関が定めた、当該商品のリスクをランク付けしたもの。

格付けが高い(良い)ほど利率が低く、低い(悪い)ほど利率は高い。

低いということは、リスクが高くなるので注意が必要です。

 

既発債

新規発行以後に購入できる債券の事。

購入金額・利回りや利率の計算をしっかり行う必要があります。

市場に出回る数も決して多くは無いのですが、利率は低いが購入金額が安い為利回りが良いものもあります。

逆に利率は高いけれど購入金額も高く、利回りが低いものもあります。

 

クーポン債

額面より安い金額で購入して、満期時には額面でかえってきます。

クーポン債の例

額面100万円、年利2%の3年満期の債券があるとして

クーポン債ですと5%のディスカウント(割引)があり、95万円で購入する事が可能です。

そして毎年2万円(税別)の利子と、償還時には額面の100万円でかえってきますので5万円の利益となります。

この償還差益の5万円は雑所得となり、総合課税の対象です。

 

公社債

総じて債券の事。国債・地方自治体・民間企業や外債等を含んでおります。

 

公共債

国債を含め、地方自治体や公共機関が発行する債券の事。

 

国債

国が発行する債券です。身近なもので毎月募集している個人向け国債が該当します。

国が保証しているのでリスクは低いですが、利率は低く設定されています。

残存期間

買い付け日や発行日から債券が償還されるまでの残り期間の事。

既発債を買う際には残存期間の長さにより、債券価格の変動が大きいので注意が必要です。

 

社債

民間企業が発行する債券です。

ソフトバンクやみずほ銀行等、大手企業が発行して募集を行う事があります。

 

償還

債券が満期を迎える事。満期を迎える日を償還日といいます。

満期を迎えるということは元本が現金化されるという事ですね。

 

転換社債 (転換社債型新株予約権付社債)

発行時は債券ですがそのまま償還するのではなく、株式に転換する事もできる債券です。

償還せず株式に転換すると、株価上昇が起こればで利益を得ることが可能ですし、

保有を続けて利付債として利子を受け取り、償還日には額面金額がかえってきます。

株式と債券のメリットを享受できますが、株式に転換後は社債に戻すことができませんし、

普通社債等と比べて利率が低い設定がされている事が多いです。

また、CB(Convertible Bond)ともいいます

 

利付債

決められた期間ごとに利子(クーポン)が支払われる債券の事

固定利率のものと変動利率の2種類があります。

 

利率

額面金額に対して、支払われる利子の割合の事。

額面100万円の利率2%だと年間2万円の利子が払われる。

利回りとは異なりますので注意!

 

利回り

購入金額(投資金額に対して、支払われる利子の割合の事。

保有債券を売却する際等に考えられる。

上記『額面100万円の利率2%だと年間2万円の利子」を活用します

この債券を4年持って102万円で途中売却した場合

売却金額102万円-額面100万円=2万円利益

年間2万円の利益×4年=8万円利子額

2万円+8万円=10万円の利益 = 10万円÷4年=2万5千円の利益

2.5万円÷購入金額100万円×100=2.5%の利回り

税金は考慮していませんが上記の考え方となります。

 

劣後債

発行企業が倒産や破綻等に陥った時に、返済順位が借金や普通社債より劣る商品です。

高利回りの設定にはされていますが、その分リスクがとても高く初めてには向いていません。

仕様が様々で難しく利子が出ない等の状況にもなる為、十分認識したうえでの取得が望ましいです。

ただやはり高利回りという点では魅力的な商品ではあります。

 

仕組み債

通常の債券に特殊な仕組みを含めたハイリスクハイリターンの商品です

この仕組みは様々でノックインという条件を満たすと、満期を迎えても元本が払い戻されない等

リスクが高い商品となりますが、ノックアウトという条件だと元本より上回って早期償還されるという

利回りが大変高くなりハイリスクハイリターン商品です。

気軽に買って安定運用とはいわないのでオススメされても、本当に確認を行ってください

まだまだありますが

また細かいものは個別でまとめてみたり、こちらに追記していきます

簡易的な辞書のような形で使えるようにしていけたらと考えています。

  

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